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スキンケアスペシャリストによる9割が知らない美容のホント

肌タイプを知る 肌質を見極める重要性

自分の肌状態を知ることはとても大切です。肌の状態は水分と油分のバランスでも変化します。水分と油分のバランスは、年齢・環境・季節など様々な要因により変化しているため、時期や環境により、必要なケアが異なります

基本的に、美しい肌を保つために必要な皮膚構造のコラーゲンやヒアルロン酸は、加齢によって減少していきますし環境の変化によりホルモンバランスの乱れが生じたり、大気汚染物質の影響で肌が突然敏感になることもあります。季節の変化により、湿度や気温の変化が生じ、毛穴の開きや肌の乾きが気になるようになります。特に季節の変わり目は、急激な変化に対応できず肌トラブルが起きやすい時期です。

自分ひとりの肌をとってみてもこれだけ変化が大きく、肌質を適切に見極め、それに合わせたケアをする必要があります。

簡単肌タイプチェック

下記の肌チェック表で、簡単に自分の肌タイプを診断してみましょう。

A.
□目元、口元の乾燥が気にならない。
□ニキビができない。
□顔がテカらない。
□化粧品でかぶれたことがない。
⇨このチェック欄に多く当てはまる場合は、普通肌。

B.
□洗顔後、しばらく経つと、Tゾーンがテカる。
□毛穴の開きが気になる。
□頰がベタつく。
□ニキビができやすい。
⇨このチェック欄に多く当てはまる場合は、脂性肌。

C.
□洗顔直後、肌のつっぱりを感じる。
□目元、口元の乾燥が気になる。
□一日中、頰のかさつきが気になる。
□肌トラブルが起きやすい。
⇨このチェック欄に多く当てはまる場合は、乾燥肌。

D.
□肌荒れ、肌トラブルが頻繁に起こる。
□新しいスキンケアコスメを使うと刺激を感じることがある。
□洗顔直後、肌のつっぱりを感じる。
□目の周りや口元のシワが気になる。ハリや弾力が足りないと感じる。
⇨このチェック欄に多く当てはまる場合は、敏感肌。

◆普通肌

普通肌とは、水分と油分のバランスが整っている健やかな肌状態のこと。

肌の水分保持力もあり、皮脂の分泌量も適量なので、肌のバリア機能も正常に働いています。毛穴も引き締まっていて目立ちにくく、ターンオーバー普サイクルも整っています。そのため、紫外線やダメージを受けてもしっかり修復、再生する力があり、肌トラブルが起こりにくく、刺激に負けない強い肌と言えます。

普通肌デイリースキンケア

  • 洗顔、保湿を十分に行います。いくらトラブルが起こりにくい肌とっても、肌の水分や栄養分が不足する事もありますので、化粧水や美容液などでしっかりと補うとよいでしょう。
  • 食にも関心を向け、睡眠時間が極端に減ったり、大きなストレスを抱えてホルモンのバランスを崩したりしないように、生体機能のバランスを維持するとよいでしょう。

普通肌の場合、基本的にはどのタイプのコスメを使ってもOKです。より肌状態を高めるためには、保湿力を重視するとより一層みずみずしい肌が手に入ります。
普通肌の方でも、年齢を重ねていくと肌の水分量や油分量の減少、真皮層のコラーゲンやエラスチンの働きが弱まる現象に逆らうことはできませんので、早めのエイジングケアもお勧めです。

ポイント:安定しているといっても、油断は禁物です。肌の状態を把握し、ベストな状態をキープできるようにするとよいでしょう。

◆脂性肌

脂性肌とは、皮脂の分泌量が多く皮膚表面の油分が多めのタイプの肌を指します。皮脂の分泌が活発なため、皮脂膜が必要以上に厚くなっており、肌は酸性に傾きがちです。

顔は体の中でも毛穴が多く、特にTゾーンは皮脂の分泌も盛んなパーツです。皮脂は天然クリームと言われる肌の潤いを守る重要な働きがあるものの、分泌されすぎると毛孔が皮脂でふさがれるマイナス要因となってしまいます。

また皮脂は外気と触れることで酸化しますが、酸化した皮脂は肌の老化を早める原因物質となります。さらに過剰な皮脂は、テカリやベタつき、メイク崩れの原因となります。また皮脂は汚れが付きやすいため、雑菌が繁殖しやすくニキビの原因ともなります。

男性ホルモンの分泌が活発な方や、精神的ストレスがある方、胃腸の働きが弱い方にも多く見られる肌質タイプです。

脂性肌デイリースキンケア

  • 強くこすったり洗いすぎることは、皮脂の取り過ぎとなり、より皮脂分泌が促されてしまうため避けましょう。一日に何度も洗顔することも逆効果です。
  • スキンケアコスメは、油分の少ないさっぱりとしたタイプを選ぶようにしましょう。

毎日のスキンケアで取り入れたいお手入れは、皮脂を吸着・除去するクレイ入りの洗顔やふき取り化粧水や収れん化粧水の使用、ビタミンCまたはビタミンC誘導体配合の化粧水や美容液などです。適切な皮脂コントロールを行いましょう。

また脂性肌の場合でも水分を補ってあげることは重要です。保湿ケアは必須となりますので、油分の少ない美容液、乳液などを適量使用します。脂性肌の場合、美容オイルの使用は控えたほうがよいでしょう。

◆乾燥肌

乾燥肌とは、皮脂腺の働きが低下することにより、皮脂の分泌が減少し角質層の水分量が低下している状態を指します。皮膚表面がカサつき角片かくへんが剥がれやすく、さらに進行すると粉を吹いているような状態になることもあります。

角質層の水分量が減少しており、角質細胞内の保湿成分や細胞間脂質が不足しているため、外から与えても水分をキープする力が低く、肌にある水分も逃げやすくなっています。また、肌の代謝低下により、古い角質が蓄積し角層が分厚くなるため、角質による毛穴の詰まりが原因で乾燥ニキビ(大人ニキビ)に繰り返し悩まされる事も多く、お手入れの効果が感じられにくくなります。

さらに、乾燥した肌では保護機能を果たす皮脂膜が薄いために、外界からの刺激を受けやすくなります。かぶれや湿疹などの症状が出やすくなり、また肌の弾力性に欠けます。

女性や高齢者に乾燥肌が多いと言われるのは、加齢や女性ホルモンの分泌量が低下することにより、皮脂分泌が減少するためです。それと比較すると男性は男性ホルモンが多いことにより皮脂分泌が盛んで、脂性肌が多くなります。

乾燥肌デイリースキンケア

  •  皮膚表面の皮脂がもともと少ないため、洗顔は皮脂を取りすぎないものを使用しましょう。
  • 化粧水は保湿効果の高いものをたっぷりと使用し、油分のあるクリームを重ねることで水分の蒸発を防ぎましょう。
  • 重度の肌荒れの場合には、ビタミンA、ビタミンEが配合されているスキンケアコスメの使用もお勧めです。これらには、皮膚表面を滑らかにする働きがあります。
  • 基本のスキンケアと合わせてマッサージなどを取り入れます。血行を良くすることで、栄養が肌にも行き渡るようにします。

乾燥肌を改善するためには、肌の水分保持力を高めることが重要になってきます。セラミドやコラーゲン、ヒアルロン酸などの高保湿成分を中心に保湿に力を入れたスキンケアを行いましょう。

角質層が分厚いと保湿成分が浸透しにくいため、スキンケア前はホットタオルで肌をほぐしたり、スチームを浴びながらスキンケアすると肌が柔らかくなって浸透性が高まります。化粧水で水分を与えたら、必ず乳液やクリームを使用し、水分を肌に留めるようなケアを行いましょう。

主な保湿成分

  • ヒアルロン酸
  • コラーゲン
  • エラスチン
  • セラミド
  • 天然保湿因子(NMF)
  • プロピレングリコール
  • グリセリン・・・など

体の内側からのケアとして、食からも血流を促進し代謝を高めていくようにします。
たんぱく質や良質なオイル(オメガ3系脂肪酸、オメガ6系脂肪酸を1:4の割合で摂取することが理想)、βカロテンやビタミンEを中心にビタミンやミネラルを意識的に摂取するようにします。

◆敏感肌

敏感肌とは、ほんの少しの刺激でも、赤みやかゆみ、湿疹が出やすい肌をさします。

肌としてはとても不安定な状態であり、外界の刺激に加えて体内からの刺激でも、何らかの原因が引き金となりトラブルを起こしやすい状態となっています。また敏感な部分は皮膚が薄くなっていることもあり、肌のバリア機能が低下しています。

このような状態にある敏感肌は、潤いやハリがなく様々な肌トラブルを引き起こしやすくなっている状態です。肌力そのものが弱くなっているため、ターンオーバーのサイクルも早めで未熟な細胞しか育ちません。

ある日突然敏感肌になる可能性がある

これまで使用していたスキンケアが、ある日突然ヒリヒリと刺激を感じたり、かゆみが生じたりすることがあります。病名に敏感肌というものはなく、アトピー性皮膚炎とは別に、肌が過敏に反応する状態のことです。

女性の3人に1人が敏感肌であるのデータもありますが、生まれつき肌が敏感なのではなく、悪い生活習慣による肌質の変化が原因である場合がほとんどです。肌が過敏になる原因としては、間違ったスキンケア方法や腸内環境の悪化によるアレルギー症状の発生、ストレスや食生活・生活習慣、睡眠不足などが考えられます。

敏感肌の原因とは?

  • クレンジングや洗顔時の摩擦刺激。
  • 季節の変化による乾燥に対応しきれないこと。特に太平洋側の冬は乾燥し、暖房などの利用により室内も乾いた状態にあるため、敏感肌になりやすい環境となります。
  • 生まれつきの肌質。このような方は水分保持力が弱く、皮脂分泌も少なくなっています。
  • 不規則な生活習慣や不摂生な食事、ストレスや睡眠不足。これらはターンオーバーのサイクルを乱し、肌の抵抗力も低下します。

敏感肌デイリースキンケア

  • クレンジング、洗顔などは低刺激のものをチョイスし、優しいタッチで行いましょう。
  • 保湿をしっかり行います。肌に水分とさらに油分もたっぷりと補うようにします。

スキンケアに使用するものは低刺激・無添加処方の敏感肌用のスキンケアコスメを使い、肌への刺激や負担を最小限に抑えましょう。「低刺激」の表示がある製品でも、人により肌に刺激となる場合もあるため、スキンケアコスメを使う前はサンプルを使用するかパッチテストを行い、肌の異常が表れないか確認してから使うようにすると安心です。

 敏感肌のインナーケア

外側からのケアはもちろん大切ですが、合わせて身体の内側からの栄養補給や生活習慣・食習慣を改めるようにしていきましょう。敏感肌は紫外線や外的刺激に対しての抵抗力が弱く、ダメージをそのまま受けてしまうため、肌の土台を支える真皮層にも悪影響を及ぼし、老化を促進することになります。

食事ではビタミンAやビタミンC、たんぱく質やアミノ酸を積極的に摂取しましょう。皮膚の生成、細胞の修復、コラーゲンの生成を促進してくれます。

また敏感肌の場合、普通肌よりも70%もシミができやすいとも言われており、敏感肌の人ほどエイジングケアが必要とされています。食事や生活習慣を改善することで腸内環境が整うと、悪玉菌が減少し活性酸素を減少させるなど、肌老化を食い止めることができます。肌質の改善には、体の内側からも積極的なケアもとても重要なのです。

 注意点

スキンケアコスメで改善しよう色々なものを多用すると、逆に負担となり肌が余計に弱くなる場合もあります。敏感肌の場合、まずは保湿を優先します。敏感で炎症がひどい場合は、クリームやワセリンといった肌を守るスキンケアのみにし、鎮まったら保湿+エイジングケアを行いましょう

「肌に優しいものを」と思いベビーオイルなどを使用する方もいますが、大人の肌と赤ちゃんの肌は性質が異なるため、あまりお勧めできません。例えばベビーオイルには、保護機能は未発達な赤ちゃんのために肌を守るための成分が配合されており、その一つに殺菌剤があります。これは大人の肌にとっては刺激物となる可能性があります。
スキンケアではベビーコスメではなく、敏感肌用を選ぶようにしましょう。

◆混合肌

混合肌とは、部分的に乾燥していたり、油っぽかったりする肌を指します。日本人の女性に最も多い肌タイプは実はこの混合肌です。

混合肌の肌状態

Tゾーンなどの皮脂腺が活発な部分は、皮脂の分泌が多くなりテカリが生じたりニキビが出来やすくなります。キメも不揃いとなり毛孔も目立ちがちです。一方、Uゾーンと呼ばれる頬や目の周辺など皮脂分泌の少ない部分は乾燥し、シワが目立ちやすくなります。

このような特徴から、混合肌は「乾燥性脂性肌」と呼ばれる事もあります。

混合肌のデイリースキンケア

  • 洗顔を行う際は皮脂分泌が盛んなTゾーンを中心とし、乾燥が気になる部分は洗いすぎないようにします。
  • 基本的には、皮脂分泌が盛んな部分には脂性肌のお手入れ、乾燥が目立つ部分には乾燥肌のお手入れを行います。保湿を中心に水分は全体にたっぷりと与え、油分が含まれる美容液やクリームなどは乾燥部分に使用します。
  • 自分の肌パーツごとの状態を見極め、それに応じたお手入れ方法に変えると効果的です。

ポイント

インナーケアも大切になります。

乱れた食習慣や偏った栄養摂取により腸内環境が悪化すると、肌質も不安定になるため、混合肌のバランスがより崩れやすくなります。生活習慣や食習慣も見直してみましょう。

◆エイジング肌

新陳代謝が悪い事で肌のくすみが目立ったり、皮膚組織に弾力がなくなりたるみやシワが生じているなど、皮膚が本来持つ生理機能が低下した肌は、エイジング(老化)肌と言われます。

このエイジング肌になる要因は加齢だけではなく、年齢は若いにも関わらず生活習慣や環境により、肌年齢が老化してしまっている肌が挙げられ、近年増加傾向にあります。

エイジング肌のデイリースキンケア

  • 水分や油分を積極的に補給するようにしましょう。
  • 血行を促進し、新陳代謝を高めるためにマッサージやパックなどを行うのがお勧めです。
  • 角質層表面に古い角質が剥がれずにある場合には、ピーリング効果のあるスキンケアコスメを使用し、古い角質や分厚くなった角質を優しく取り除きます。その後に十分な保湿を行います。

ポイント

加齢以外の要因によるエイジング肌には、生活習慣や食生活の改善が重要となります。外側からのケアと合わせて、食事や運動などで細胞そのものを活性化させるようにしましょう。

私の紹介

いちの
いちの

美は心と体の健康から。と思っている私は2人の幼児の子育て真っ最中。会社員でワンオペ状態で自由時間ゼロ生活。人間関係には神経すり減らしなんの為に生きてるかわからなくなる時あり、心の健康を失いそうになるもそんな時に自動売買と出会い人生激変。個別株、インデックス投資はしていたが憧れのFIREまでの道のりがグッと近づき将来の夢の子供食堂を開きたいという夢も叶うかも。
美容と健康のため
スキンケアスペシャリスト
リンパセラピースペシャリスト
薬膳コーディネーター
スープマイスター
などの資格を取得。美容や投資について情報発信中。

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